志専らならずんば、業盛なること能はず

 志専らならずんば、業盛なること能はず。

 吉田松陰の言葉らしい。「志に一途に集中して打ち込まなければ、成功することはできない」くらいの意味だろうか。これもなかなか耳が痛い。気を散らすようなものは色々とある。必ずしも自分を取り巻く物だけではなく、次々と頭に浮かんでくる考えや思いもそうである。頭を空にして集中するには、訓練が必要だ。

 中学校・高校で毎授業の始業時に黙想するのが母校の習わしだったが、この黙想の習慣は集中力を高める非常に良い訓練になっていたと今になって気付く。その習慣から離れて十年以上、もう一度訓練し直さなければならない。

 一方で、物に関してはもう少し簡単に対処できる。気を散らすようなものを片端から処分していけば良い。自分が真に好きなもの、自分を心身ともに高めてくれるもの、そうしたものだけに囲まれていれば、自ずと集中力は増しそうだ。余計なものは手放していくに限る。

 まず集中できる環境を整えること。そして集中するための訓練を継続すること。

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