三島由紀夫の命日

 五十年前の今日、三島由紀夫氏は命を絶った。私は生まれてもいなかったわけだが、氏の著作をほぼほぼ読んでいる身としては、触れておかねばならない。

 あまりにも有名な氏の「予言」は誠に残念ながら今日現実のものとなっている。

無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう

 この五十年間、我々は何をしてきたのだろうか。何もしてこなかったのではないだろうか。空虚な半世紀。この不作為は罪深い。

 北朝鮮などというならず者國家に國民を拉致されたまま取り返せていない。ロシアや韓國には領土を不法に占拠されたまま。チャイナという人権侵害國家には度々主権を脅かされながらマトモにものも言えない。情けなさに涙が出るのは私だけではないだろう。

 しかし何事も遅過ぎるということはないはずだ。少なくとも、このまま何もしないままよりはずっと良いと信じるしかない。今日という日を一つの節目に、また魂を磨き直したい。

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