不思議な義母の認知能力_義母の在宅介護記録

 義母の認知能力、維持されている部分と衰えている部分があり、その差が何なのか、不思議だ。

 例えば、何曜日にデイサービスでお風呂に入る予定だとか、そういうことは話せばよく覚えている。明日はこれが食べたい、と要望したことも覚えている。

 しかし妻と妻の姉を間違えて認識している。一緒に住んでいるのが妻の姉だと思い込んでいるので(では私は誰の夫なのかという話になるのだが、そこには思いが至らないようだ)以前何度か妻が訂正したが、そのときはハッとしたような感じになるものの、またすぐ忘れて妻のことを妻の姉だと認識する。

 全てのことに対する認知力が低下するわけではなく、一部の認識が誤ったまま訂正しても改善されないこの状態はどういうことなのか、不思議だ。違いがあるとすれば、覚えていること(お風呂の予定や食べ物のこと)は義母がとても興味を持っていること、ということ。もしかしたら、家族(娘)と一緒に住んでいるということこそが義母にとっては重要で、それが娘のどちらなのかということは本人にとってはあまり重要ではないのかもしれない。

 しかし苦労しながら世話をしている妻の気持ちを考えると、そこは頑張って認識してほしいところ。

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