娘姉妹を区別するために_義母の在宅介護記録

 妻には姉がいるが、義母は妻のことを姉の方と勘違いしている。

 先日、誕生日の話題になり、義母が妻に「あんた誕生日いつだっけ」と聞き、妻が答えたら、「え、そうだったっけ」と。これが勘違いを解消する呼び水になったら良いなと思ったが、特にそんなこともなく勘違いは継続中。しかし義母が妻に誕生日を聞いたのは、義母の中でも妻が姉なのか妹なのか少し引っかかるところがあるのかな、という気もする。
 訪問診療に来てくださる医師曰く、認知力が少し低下してくると、否定されるとその人と距離を取ろうとしてしまうことがよくあるそうだ。なので妻も、「私は姉の方じゃない」とはなかなか否定できず、義母が勘違いしたままでもそのまま積極的には訂正せずにいる。しかし私としては、色々と苦労しながら介護しているのは妻なので、そこはきちんと認識してほしいな、とどうしても思ってしまう。

 妻の姉が我が家に来ることがあれば、その際にやんわりと理解してもらえるように工夫もできるが、姉は我が家には来ない。医師からは、姉の写真を見ながら会話してみる等してみると良いかもしれないとのこと。妻の負担にならない程度で少しずつそういうこともしていきたい。もしかしたら義母からすれば、娘(というか家族)に世話してもらっているということが大切なことで、それが姉妹のうちどちらなのかというのは些事なのかもしれないが。

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