丸川さんが旧姓使用を詰られる謎
今朝のテレビ番組で、選択的夫婦別姓に対する態度を國会で問われた丸川珠代さんがご自身の考え方を披歴することを幾度も回避したことを批判的に報道し、そもそも丸川さんご本人が旧姓を使っているではないかという趣旨で放送していた。こんなことを嬉々として放送されても視聴者としては困るし、こんなことを國会で大きく取り上げないでもらいたいが、何よりおかしいのは丸川さんが旧姓を使っていることを批判する姿勢だ。
丸川さんが旧姓を使っていて特に活動に支障をきたしていないわけだから、敢えて夫婦別姓を制度化しなくても、現行制度で特に問題ないということになる。批判している側は、自ら相手の主張の正しさを証明していることに気が付かないのだろうか。丸川さんが旧姓を使って活動されていることが選択的夫婦別姓が不要である証になる。
以前も書いたが、説明する責任・説得する責任は改革したい側にある。選択的夫婦別姓を推進するのは勝手だが、そうせねばならない理由が希薄で説得力があまりにない。それが今回の件でも改めて分かった。